mSchools / 中長期教育プログラム ->日本でも是非実施して欲しい

今日はPlaza Catalunyaのテレフォニカショールームの会議会場で行われたmSchools Expertセッションに参加してきた。教育アップ関係と思って参加したら、とんでもないぐらい立派なプロジェクトなことを知って正直感銘を受けた。その事をtweetすると多分初めてお気に入りに登録された。
既に同様のプログラムはUKで2年の実績があり現在2万人の高校生が参加している。簡単に説明すると高校生向けのアップ開発プロジェクトだ。こう言うときっと誤解が生じると思う。もう少し説明すると、様々な社会クラスの生徒によって成り立っている公立高校では様々な課題がある。無気力、ドロップアウト等、生徒そして先生の悩みはつきない。それらのいくつの問題解決が可能かもしれないプロジェクトがこれなのだ。講演では現職の先生のプレゼンが一番印象的で、まるで暗黒に突然現れた光のようなものように感じる事ができた。実際にその数値も凄い。今年の9月応募スタートで既にカタルーニャ州の10%の学校が登録、6000人の生徒も登録済で、いまだに伸びているとの事。9月から学校が始まるこちらでは、9月の時点では既に1年のプログラムが決まっているのが実際だ。それにも拘わらず、この数値が示す事は、先生も生徒もこの種のプログラムを必要としているという事だ。これは現実として理解していた方が良い。このプログラムを支えているのは、一般社会の専門家達で、高校生が直接専門家にアドバイスを求める事が出来る。これは先生曰く、「夢のような出来事」らしい。そしてこの専門家には勿論、若き起業家達もいる。彼らはこのようなコメントを先生に残したらしい「社会的に意義のある事業に参加出来るのは嬉しい。その反面、数年後に自分たち自身のライバルの登場を助けている自分がいるのにセッションを通じて毎回感じる」と。


教育の大事さは誰もが感じているけれど、それを行動に移す事は容易い事ではない。カタルーニャ州の取り組みは、中長期を目指した物で、7つの習慣のマトリックスの中で一番大事な事に当たる。バルセロナのMWCを積極的に利用して、このような取り組みを州政府として実施している事は素晴らしと思う。そしてこの成果はそれほど遠くない近未来に花咲く事であろう。

このプログラムを推進している団体の中にBarcelona Loves Entrepreneurs があり、彼らの目標はバルセロナを2020年にはStartUpのリファレンス地域するという事だ(現在欧州ではLondonとBerlinが有名)。そしてこの目標は確実に達成出来ると思う。バルセロナは再び大きく羽ばたくと実感して、本当に嬉しくなった。

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