Telenor がパキスタンでアプリストアーを開設

ラホールって知っていますか?ラホールというと先輩の元田がよく出張に行っていたところで、彼は120%の関西人。とてもユニークな先輩でした。

それはさておき、Telenorはパキスタンに進出しており、同国の最高の人材が希望する就職先だそうです。そのせいか、圧倒的に同国で強いとのこと。そもそもTelenorっていうノルウェーのドコモは数年後にはアジアのキャリアーになると言い切っているぐらい、アジア重視で現在のユーザー数は日本全国民より多い約1.7億人です。このこの海外キャリアー向け投資は明確でリスク重視、例えば最近ではヤンマーに進出したのが目新しいです。その上、ノルウェーからの出向者は無しで、バンコックからオペレーションを見ているとの事。理由はコストが高い上に、ローカルマーケットを知らないからとのこと。高い社会保障レベルを保つために、石油の利益を海外投資に積極にまわしているこの国、知れば知る知るほど、びっくりします。

前置きが長くなりましたが、TelenorがAndroid向けのオペレーターショップを作りました。


http://apps.telenor.com.pk/

これはGoogle Playに繋がらない独自のアプリ・マーケットです。時を同じくしてFortumoもCDB(Carrie Direct Billing)の接続を始めました。パキスタンにおけるアプリマーケットの課題は支払い方法です。AppleやGoogleのようにクレジットカード標準はここでは無理。それにアプリの価格設定の課題もあります。となるとCDBが登場します。

現在300のゲームがあり、その中には7: Heat HD, Babel Rising 3D, Assassin’s Creed III, GT Racing 2, Block Breaker 3 Unlimited, Wonder Zoo等著名なゲームもあります。

http://segmentnext.com/2014/07/14/telenor-launches-games-portal-and-app-store-with-direct-operator-billing-in-pakistan/

アプリマーケットの立ち位置について、議論する事がありますが、このパキスタンの例を見てみると明からで、世界からローカルに視点が移ったときにハッキリ見えます。そして何よりも凄いと思ったのが、アプリ開発者の努力。独自マーケットにも対応するときりがない開発と管理をよくやったなぁと思います。

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