Lean Startupはキャリアー(自分のキャリアーという意味)にプラスとなる時代が来ている

昨夜はSFOからLean Startup専門家のセミナーに参加した。数多くの驚きがあったが、そのうちのいくつかを紹介したい。

参加したセミナーはこちら
http://www.meetup.com/LeanStartupBCN/events/211738552/?gj=wc2d.2_e&a=wc2d.2_gnl&rv=wc2d.2_e&_af_eid=211738552&_af=event


人との差別化をはかるにはLeanを学べ:
SpeakerのBenはそんなことを直接は言わなかった。でも1時間のプレゼンの中で、それをずっと感じた。彼はStartupだけでなく大企業向けのLean講座もリードしている。彼が所属している組織のROIはLeanのお陰で、他社と比較対象にならない程の実績だそうだ。大企業向けのLeanはハードルが高く、Ben自身も以前の会社でLeanを取り入れたら2度程首になりそうになったようだ。一般的にはますますLeanはプロダクト開発にと入れられていくことは明らかで、LeanをMasterしていることは、差別化要因になるということだ。

過去を記録しろ:
プロジェクトがどのように進行していったかを、記録することは日常茶飯事。基本的にはメールのログをとっておけば良い。ところがそれを視覚化して、どのような課題を、どのようにして解決していったかを見渡す事はまずない。飲み会での思い出話レベルが通常だろう。理由は面倒だし、誰も評価してくれない、それに時間が必要だからだ。だがこれをする事にはチームを作り上げ、そして投資家からの高い評価を受ける為には必要だということだ。決定プロセスの透明化は、チームにどのように決定をどの理由でとるかという指針になり、各々が最適な決断をとっていく事が出来る。これはスピードの大幅アップになる。またチームも働きやすいだろう。基準が明確で、理解しやすい程よい。感情的もしは直感的なボスの下で仕事をした人は、この意味が分かるだろう。投資家に事業の説明をするときに、どのような決定をしたかのプロセスを説明できる事は、投資家からの理解を得やすい。(注:そのようなプロセスを注目する投資家に対してと言う意味。全ての投資家がこのプロセスを気にすることはない)
記録ツールはここでDL可能。
http://www.movestheneedle.com/lean-entrepreneur-experiment-map/




最後に:Leanについて自分がどのくらい理解しているかは実際のところ良くわかっていない。学習の過程で、いくつもの疑問点が出てきた。特にEarly releaseとQualityのバランスだ。その一方、学ぶ事は多かった。とにかくSpeedに集中することが大事というのは実感で分かる。そして大企業での取り組みはLeanとは異なるので、仮に大企業がLeanを取り入れたら大きな変化がある事がイメージできる。このイメージがあったから、Benの話しは分かりやすかったし、冒頭の”差別化”につながった。Leanを学校教育に取り入れたどうだろうか?卓上の学問から、実施の学問への大変換が可能と思う。子供達にはそれを伝えて行きたいと思った。

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