あなたのビジネスが有効かどうか調べてみないか?

先日はFernando Ozores氏の話を聞いてきた。理由はいつもで見直した方がいいのは当たり前だからだ。一度ビジネスが走ってしまうと、自分のやっていることを正当化したいという心理影響もあって、なかなかしっかりした振り返りが出来ない。

過去の成功は必ずしも将来を保証するものではないのは明らかで、例えばFord Tモデルが大成功した50年後、フォードの息子の名前をつけた車(成功が最低条件な社内プレッシャーが非常に高い車ですね)は販売2か月後にその生涯を閉じた。これは一つの例だろう。

googleで "top10 startup mistakes"で検索すると、てんこ盛り状態で結果を示してくる。そのうち典型な例を http://firstangel.co/blog/top-10-startup-mistakes/ からピックすると

Startupの3つの大きな失敗の原因は
  1. 誰も欲しがらないサービスの提供
  2. 採用ミス
  3. フォーカス不足
となる。

確かにそうだ。で今日のお題は1と3が対象だ。

ではどうやって判断するかというと

Idea -> Value -> Result -> Idea

というサイクルをまわすことにある。ここで大事なのはInnovationの成功はキャシュをどのくらい生み出すが判断基準であって、決して投資金額と時間の合計が基準ではないことだ。確かに言われてみればそうだ。またこのIdea -> Value -> Resultはリーンとの親和性が高い考え方でもある。ちなみにFernandoはリーンがとにかく大好きで、大手自動車会社のAfter Service部門にリーンの取り入れをコンサルしている。

では具体的な作業に入っていこう。www.videosinjapanese.comの場合を例にしてみるとこうなる。

  1. 客先の特定: 日本市場に入りたい
  2. どんな課題を抱えているか: コスト、速度、誰と、計画性
  3. 解決策は: ビデオマーケティング
  4. どうやって解決策がキャッシュを生み出すか: ビデオ作成+ビデオマーケティングの最適化、競合調査による市場導入時における計画立案のサポート
  5. 他の問題解決方法は?: 客先自身で実施、コンサル利用、友人に依頼、ビジネスパートナー
  6. サービスの価値は?: ビデオ・マーケティングのone stop化、品質、実施スピード、競合調査さらに低価格

では次にフィールド調査を実施しよう。

最初に客先モデルを作成する。例えば(もっと詳しい人物が必要。HP(プリンター部門)では社内共通用語で仮想人物がいるらしい。)。これは考えてみるとi-modeの時も同じ事をした。太郎君の1日で彼の生活の中でどのくらい携帯を利用しているかを文字で表したものだ。
  1. John: 50歳。ビジネスオーナー。UK、ロンドン在住。日本市場に興味がある。革新的な扇風機を製造販売。日本での実績はない。
  2. Maria: 40歳。個人ビジネスオーナー。イタリア、ミラン在住。服飾関連。売上1億円。日本市場に興味がある。メーケティング予算なし。ITに全く無知。
  3. Andy: 45歳。英語学校営業担当。日本人の学生を集めたい。ITに詳しい。

3人にインタビューしよう。プロファイルはバラバラでよし。いきなりポイントに入るのではなく、相手の人生に興味をもってから本題に入るのがよし。そしてWhyを投げかけることによって、誘導ではなくて、言葉を引き出すこと。過去現在の経験を引き出す。未来は不要。最後は「不足している事は何だろう?」によって、相手の知恵を絞り出す。その結果は以下の通り

  1. High Profile: すぐにやりたい
  2. Mid Profile:  どんな結果になるかイメージできない
  3. Low Profile: そもそもビデオがない
はい、今日はここまで。




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