リーンとクリーン

リーンとクリーン、一見関係ないようだが実は深い関係がある事を今日は述べてみたいと思う。

いまwww.videosinjapanese.comでやっている事は、リーンのコンセプトである「深く考えずにとにかく行動や!」もう少し真面目に言うと「潜在顧客や顧客からのフィードバックをこまめに集めて軌道修正しながらゴールを見極めるやり方」となる。リーンを最初に聞いたときは「好きになれん奴」と思った。計画性や品質保障に関しての意見の相違がありすぎたためだ。もう少し説明するとスペイン人における計画性と品質保障であって、これはリーンとは又違う話になる。これを実際に実施していくにあったって非常に良かったのはCanvasを相当やったことだ。1日のWorkshopじゃないし、社内で意見をまとめて。。。というレベルじゃない。Canvasをやったことがある人ならわかるが、真面目にやると相当ヘビーな作業量になる。ラッキーなことにCanvas経験者がいたのが良かった。彼は10回未満の経験をしている。Canvasは2、3回の経験ではまず習得できないと断言しよう。しかし非常に有効な方法であるのは間違いない。



これをやることにより取りこぼしや、各部門によるゴールの相違を吸収することが出来た。ここで出来た考えを、ビジネスプランとシステム仕様書に落として開発をするということになる。この時点ですでにプロジェクト自体は走っていたから、プロトタイプや営業は進んでいた。其のため課題抽出も具体的で、参加者の満足度は高かった。リーンでやっていこうと一致団結していていたから、どこを削って、リーンで回していくかは、比較的平和的に決まったと思う。「取りあえずやる」「なぜしないの?」という精神は彼らに染み付いているから、全く抵抗がなかった。

さて開発をリーンで実施していく際に課題解決のためにはアジャイルが必要ということで、当時の技術担当が予算をなんとか取得してアジャイル開発専門会社の協力で開発を進めていくことになった。でうまくいっているように思えたのだか、結論から言うと予算切れとなって、中途半端になってしまった。

この経験から学んだことは
+: アジャイル経験者と実践者が社内にいたため、外部アジャイル専門家とのコミュニケーションギャップがなかったのが初期の成果につながった。
-: システムに関するスポンサーの意見が途中で予算削減という名の下に変わり、更新サイクルを維持できなくなった。
-: ビジネスモデルの変更があり、アジャイルどころではなく、基本設計の見直しが入った

まとめはアジャイルは有効。そしてアジャイル開発が可能なビジネスモデルであったものラッキー。ただしバグは都度発見で、どこまでシステムを信用していいのかの見極めは不可能だった。

リーンはクリーンかについてはまた別の機会に繋ぎたいと思う。

コメント