バルセロナでアパートの買い方 -1-

海外でアパート(マンション。こちらではPISOと言います)を買うって、勇気が要りますよね。なにしろ大きなお金が動くし、土地勘も、法律もそして言葉も良くわからないのですから当たり前です。その上ローカルの銀行は外国人にはまずローンを立ててくれないでしょう。今回はそれでもチャレンジしたいという人向けに、どのように購入するのかをポストしたいと思います。購入に関しての法律は変わることがあるので、よーくチェックすることが必要ですが、このポストで大きな全体像をつかむことが出来るでしょう。

大きく分けるとこのようになると思います。
  1. 探す
  2. 実際に確認
  3. 価格や条件をネゴする
  4. 買う
  5. 住む
1. 探す
これ実はすごく大変なんです。1回目の購入はたしか60回ぐらい見に行ったと思います。当時はネットなんて始まったばかりで不動産サイトは存在していませんでした。そのため街角の不動屋さんの情報が全てでした。そしてその当時は手数料を彼らは10%とっていた時代です(取れていた)。いい案件を見つけるのは、いやー、大変だった。では今はどうかというと、以前より楽になりましたが、やはりヘビーな作業です。とにかく時間の拘束が長いですね。

具体的には以下の3つのサイトが良いでしょう


実際には他にもありますが、この3つが探しやすく、インターフェースが優れています。専門用語はこんな感じです。

  • Precio:価格
  • Superfice:面積
  • Habitaciones:部屋数
  • Banos:洗面・シャワー・トイレの数
  • Atico: 最上階。ペントハウス
  • Casas:一軒家
  • Duplex: 二階建て。Piso内で2階建てになっている案件
  • Estudios: 通常は1部屋タイプの案件
  • Pisos: アパートもしくはマンション
  • Aire condicionado: エアコン
  • Amueblando: 家具付き
  • Ascensor: エレベーター
  • Calefaccion: 暖房
  • Garaje/Parking: 車庫
  • Piscina: プール
  • Terraza: テラス

部屋数は寝室を意味します。Banosは通常はシャワーとトイレが一緒になった部屋です。Aseoという場合はトイレを意味します。もしBanosの数が2つであれば、通常は前述した組み合わせです。

気に入った案件があれば、連絡をする前に同じ地区の似た案件を探し、価格帯の目処をつけておきます。価格は同じゾーン、類似の案件でもピンからキリがあります。平均を知っておくと、結局時間がセーブ出来ます。価格は所有者が決めるのですが、所有者は自分中心の価格設定をするので、高すぎる設定の場合があります。また、価格が安い案件は、それなりの付帯条件があったりします。実地をしてみてびっくりというケースは半数以上でしょう。まして土地勘や現地の不動産慣れがない場合はさらにその確率は上がります。基本的には売買成立後の人間関係はありませんので、売りたい方はとにかく高く売りたいですし、間にはいる代理店も同様で、買い手を守ってくれるのは買い手の知識とネゴ能力次第となります。

次回は実際に確認という作業について述べたいと思います。

www.hellobarcelona.jp では中長期の滞在向けのアパートを紹介しています。お気軽にお尋ねください。


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