送信メールが必ず相手に届いたという自信はありますか?

 いきなり重い題名ですが、たまたま今直面している課題です。メールでお客さんとのきっかけを作ろうとしているマーケティング担当は知っておいたほうが良いでしょう。あなたが配信したメールがどのくらいの確度で宛先のメールボックに無事に配信されるかということです。メールって「100%相手に届くのではないの?」と思っているのは間違いで、Spam判断されたり、着信拒否を受けたりします。そこで送り元の身元保証をすることにより、この配信率を高めるというのが今日のお題です。

 技術系ではないので話を解決策を簡単にまとめると、できるオプションは2つあって、Google AppもしくはHosting利用先を使うです。Google Appは関連する2つの設定について公開ドキュメントが豊富で技術者でなくても自力で出来ます。利用中のHosting先を使う場合は、コントロールパネル等から設定が可能な場合もありますし、問い合わせが必要な場合もあります。私は後者でした。理由は安いからでした。(Google App利用の15分の1の金額でしたので、そうすることにしましたが、結局Google Appに変更しました。)

 当初通常のgmailアカウントを利用して送信していましたが、開封率が平均の約半分程で、原因がわかりませでした。クリック率等は通常通りでしたので、 deliverabilityに課題があるのではというのが、予想でした。早速Vovikに聞いてみると、メアド設定の可能性大とのことで、今回のテーマにつき強く推奨されました。聞いたことがなかったテーマでしたので、勉強してみると、うーんなるほど、「大事そうではないが大事だ」という分かりにくい結論でしたが、Deliverabilityの最初の関門ですので、影響大と判断して実施することにしました。

 Deliverabilityに関していうと技術的な観点になりがちなのですが、これもCathyによると、深い考察が必要で、ちゃちゃと設定をすれば終わりではないことがわかります。マーケと技術の協業が結果に結びつくことは実証されています。詳しく知りたい場合は英語ですがCathyが書いているこのブログが非常に役に立つと思います。通常に、メールを送信している人には関係ないので今回のテーマはパスしてもいいですね。

 さて今回のお題の設定項目はSPFとDKIMです。SPFはSender Policy Frameworkのことで、Google App(G Suiteに名称変更)における説明はこちらにあります。ここの目的は1. 受信側のメールサーバーで迷惑メールとして拒否を避ける 2.認証されているメールサーバーからのメールであることを検証できないという理由でメールを拒否を避けるということです。SPFの設定は特定のテキストをはりつけるという作業だけなので、このテキストとそしてどこにというのがわかれば比較的簡単です。テキストもなんとなくなるほど的に理解できそうなので、安心感もあります。私の場合はテキスト挿入場所は自力で見つけることが出来ました。DNSの設定項目にありました。そしてテキストはHostingしているCSに連絡して教えてもらいました。これで設定は完了です。

 つぎはDKIM(DomainKeys Identified Mail)です。Keyとあるようにここでは合鍵の話で、秘密の鍵と公開鍵のことです。これは成りすまし防止対策でG Suiteにおける設定はこちらで確認できます。DKIM規格があるので、詳しく知りたい人はそこを参照してもいいでしょう。私は規格を理解するのは最初からスキップしました。そしてこれもSPFと同様にコピペーすればいいのですが、私が利用しているHostingでは解決不能の問題が出ました。DNSのContorl Panelでは存在しているのですが、KEYの発行が不可のようです。問い合わせせるとDKIMには対応していないとの回答そして対応予定ないでした。ということでこのサービスはキャンセルで G Suiteに衣替えすることになりました。

 ここで一旦設定は終わりましたね。次は何をしなくてはいけないかというと、Warm Upです。「?」ですが、これもCathyのブログを複数ポスト読むとわかります。こうなってくると、非常に人間的なロジックなんだなぁと感心するしかないです。

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