【新企画発表】#001 49歳から始めるArduino -黒帯を目指す- よし始めよう編

 Processingというプラグラミング言語がある。出会いは2016年の夏のプログラミングの4日間集中講座だ。プログラマーを志望していない自分にとっては「ああ、成る程」で十分だった。とは言え、「子供のプログラム教育にいい」という話を教育現場から聞いて、ずっと頭に残っていた。そして、2017年の春の一時帰国時に中古本を見つけ購入した。この時の動機は「紙で読みたい」だ。

(ソフトカバー) – 2016/9/7
Casey Reas (著), Ben Fry (著), 船田 巧 (翻訳)


感動した。それも序文で。このブログを書いている段階ではまだPage08だ。ちなみにPage09は「2. コードを書いてみよう」だ。この序文(ここでは”はじめ”とある)と「1.ようこそProcessingへ」というページ数に、心を動かし、納得させるだけの内容があることは全く恐れ入った。学術論分やその匂いのする(マニュアル系はそのケースが多い気がする)書籍には共通な書き出しの内容とも言えるが、Whyから始まる書き出しはやはり説得力があって、サイモンによるWhy What Howの良い例といえるだろう。その上、歴史を記載しているのさらにいい。Whyがよりイメージできる。「1.ようこそProcessingへ」はその各ページがよーく考察されている内容で、頭が下がる。これができるのは、本物の人だけだ。シンプルだけど、何度も読み返したくなる。もうこの時点でこの本はScholl of Rockと同じ位置にある。そして翻訳した船田 巧さんの頭の中を覗きたくなった。

 でこの刺激を受けて、一つのアイディアが出来た。本を書く。そしてその題名は「49歳からArduinoの黒帯を目指せ!」だ。全然関係がないって。いや、十分するぎる程の関連があるのだ。

 Arduinoとの具体的な出会いは2016年の夏、面白かったけれど具体的な製作イメージが湧かなかった。それは初級者向けの指導者育成コースへの参加によって、プログラミングから具体的な回路を作ってみた。少年時代の電子ブロックや中学時代のラジコンを思い出しそれなりに楽しかったが、興味は続かなかった。利用目的がはっきりとなかったからだ。それに意外にArduinoの本体Unit代がかかるのも気になった。純正を勧められると、約8000円程、中古のUnitは探すと4000円、中国製のクローンが安価あるが、周囲からはまず最初は純正がいいと強く勧めれたれ。どうやら微妙に仕様が違うことがあるようで、初心者ではそこでつまずく可能性が高いそうだ。ネットでは豊富な情報があるが、ありすぎること、そして「これで大丈夫という確実なオススメ」は見当たらず、混乱するだけだった。

 2017年の春の日本一時帰国時にはArduinoの購入がListに入っていた。お買い得があったら購入しようぐらいの気持ちがどのArduinoを購入していいのか迷いに迷った。でArduinoを購入せずにNetoffという中古本サイトでたまたま検索すると出て来た本を購入することにした。(この本はAmazonでも購入できます)

 紹介文が面白そうだったことと、紙媒体だったので実際に手にして見ると読みやすかったのもあって、実機を触りたくなり、キットを日を経たずして購入した(次回紹介します)。到着までの間、この本を読み続けたのだが、この本を同世代の人がどのくらい理解できて、楽しく続けることができるのかについて疑問符がついた。相当優しく書いているのだが、それでも最低限以上の基本知識がいる。そこで副読本があればきっと長続きするのではと思ったのが、この新企画のキッカケだ。先生ではなくて、一緒に学ぼうという姿勢であれば、きっと自分にも役立つと思う。Blogで50本ぐらい書けば、きっと副読本として紹介できるようなボリュームになるだろう。親が触っていれば子供も興味を持つだろうし、そもそも親が楽しいはずだ。

 そして今日がある。

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